中国がまた不法に構造物を設置

 5月15日午前におけるNHKソーシャルランキング一位が、これです。『中国 日中中間線付近に新たな構造物設置か 外務省が強く抗議』
 ソーシャルランキングというのは、この2時間でSNS投稿が多かった記事のことです。ネット民の関心が高い記事とも言えるのでしょう。これとは別に単純にアクセスの多かったランキングも出していますから、いわばNHKもネットとテレビが違う事をやっていると、暗に認めているのでしょう。

 それはさておき、記事の内容はといえば、日中中間線付近にまた無断で構造物を建設しているので、政府が遺憾を表明したというものです。
 東シナ海のガス田開発をめぐって、2008年に日中両政府が共同開発することで合意しました。ですが合意の実施に関する交渉は中断したままで、中国側が一方的に日中の中間線付近に構造物を建設するなどしているのです。それに対して、日本政府はいつもの「遺憾砲」を撃つだけです。今回が何と19基目の構造物だというのにです。

 この政府の無策に、右翼でなくても、まともな日本人なら憤るのは当然でしょう。中国寄りの文化人やメディアは、大人の対応だとか、わかっていないとか言うでしょう。日本が何か具体的な対抗策を実行するのは、アメリカが止めているのだと、したり顔で言っているのでしょう。馬鹿げた話です。中国と事を起こしたくないから、日本を止めるという話は、筋が通っているように聞こえます。ですが、本当にそうでしょうか?今時そんな事を言うのは、一部の人間でしょう。
 それより、すでに中国に取り込まれた政治家や金儲けだけを考えている経済界が、反対や邪魔をしているのです。
 その事を、少なくとも常識的なネット民は理解しているのだということが、このランキングに現れているとみるべきではないでしょうか。

 何もしないで、じわじわと侵略を許し続けてきたこの30年。取り返しのつかないレベルにまですでに達しています。ここまで日中の力の差が開いてしまうと、もはや日本が取れる具体策は限られてしまったといえるでしょう。今は、とにかく失われた国力特に経済力を、地道に取り戻すしか、他に策は無いのかもしれません。情けないことですが。

令和7年5月15日(木)

 

2025年05月15日|分類:安保, 政治