グローバルと叫び続けて30年以上。結果は、GDP世界5位への陥落、物価高、格差拡大、貧困層増大と散々な事になっている。なかでも、グローバリズムなら、真っ先にやらねばならないIT産業が、全く成長出来ず、それどころか、毎年デジ足り収支は大幅な赤字になっている。
そしてこんな記事に。「デジタル赤字「2035年に最大45兆円」と経産省が警鐘、問われる構造改革への本気度」。
今更としか言いようがない。国も企業も、IT化をサボり、ハード重視を抜け出せず、新しい事への挑戦もほとんどしないできた。二言目には自動車産業が国の屋台骨と言うが、そんな歪んだ時代遅れな事を言っている内に、このざまである。
IT化では、先進国どころか、グローバルサウスの国々にも追い抜かれ、あえいでいる状態。正直、今からで間に合うにかと思わないでもないが、やらなければ、さらに差が開くだけ。
学校教育から変えなければならないだろう。1人1代のハードを私、プログラミング学習もしています。このレベルでは、話にならないのだ。ITに関わる才能は、すべて横並びにやって済むものではまったくない。そんな基本も知らない連中が、政策を決めたり、現場でも教えるのだから、根が深い。
IT業界に長年いたものとして、今の日本の現状には、もはやため息も出ないのだ。
令和7年5月29日(木)